掌を冷やす熱中症対策

2024-07-08

熱中症

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掌を冷やす熱中症対策

夏の暑い日には、熱中症対策が欠かせませんよね!皆さんは、脇の下や首、手首を冷やす方法をよくご存知かと思いますが、最近注目されているのが「手のひら冷却」方法です。この方法、意外と効果的なんです!

忙しい人向けのまとめ

  • 手のひらを冷やすメリット:動静脈吻合(AVA)を冷やすことで、体全体の温度を効率的に下げることができます。
  • 他の部位を冷やす方法との違い:脇の下や首、手首と比べて、手のひらは広範囲を冷やせるため即効性が高い。
  • 実践方法:冷たいタオルや氷水に浸した布で手のひらを冷やすと効果的です。

手のひらを冷やす熱中症対策のメリット

手のひらや足の裏、頬には動静脈吻合(AVA)と呼ばれる動脈と静脈を結ぶ血管の部位があります。ここを流れる血液の量は毛細血管を流れる血液の約1万倍あると言われています。AVAは通常は閉じていますが、体温が上がると開通して一度に多くの血液を流し、手のひらから熱を逃がし、冷やされた血液を体に戻して体温を下げるという仕組みになっています。

手のひら冷却の方法

「手のひら冷却」は、このAVAを効果的に冷やすことによって血液の温度を下げ、その血液が全身を循環することで深部体温を下げようとするものです。以下の方法で手のひら冷却を実践できます:

  • 洗面器に10~15℃程度の水を張り、5~10分間両手をつける
  • 外出先では新型コロナウイルス感染症対策で推奨されている15秒間の手洗いをこまめに行う
  • 冷たいペットボトルを握る
  • 保冷剤を使用する場合は、ハンカチなどで巻いて温度を調節する

冷却時の注意点

手のひらを冷やす際には、氷など10℃を下回る冷たすぎるものではなく、15℃程度のものを使うと効果的です。冷たすぎると血管が逆に収縮してしまい、熱を発散しにくくなるデメリットがあります。

まとめ

今年の夏も高温が予想されています。熱中症予防のひとつとして「手のひら冷却」をぜひご活用ください。特に、外出先やスポーツ時に手軽に実践できるので、おすすめです!健康に過ごすために、熱中症対策をしっかりと行いましょう!

参考先

この記事は京都先端科学大学の情報を元に作成しました。詳細は以下のリンクからご確認ください:京都先端科学大学

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